山中鹿之介と尼子十勇士より熱を込めて（上）

空に聳（そび）ゆる富田山の、誉れは高き十勇士。その随一の鹿之介、月山上の花と咲く！

作品情報（kindle版電子書籍）

目次

1. 三日月の武士
2. 少年鹿之介、菊池音八を倒すこと
3. 毛利の軍勢、白鹿城を落とすこと
4. 閑話休題――髪形の話
5. 富田月山城、毛利に落ちること
6. 鹿之介、主君を探すこと
7. 閑話休題――鹿之介恋愛事情について
8. 出雲にて旗揚げのこと
9. 閑話休題（少々長め）――尼子十勇士のメンバーについて

あらすじ

大地をまきて押し寄せる毛利の旗風。難攻不落と謳われた、尼子の城はついに落城……。

故郷を追われた尼子武士たち。その随一と謳われた山中鹿之介は諦めません。三日月打った兜に誓いを込め、孤立無援の戦いを続けるのでした。